37歳頃、近づいてくる40歳という大きな壁に非常に焦っていた私は結婚相談所へ登録したことがありました。
合コンはいつも飲んで終わってしまう、ラインを交換しても次に続かない、合コンに行く人がいなくなった、アプリはやりたい人もいるのでは、とにかく結婚したいect…
このような理由で登録したので期待は膨らんでいましたが、結論から言うとうまくいきませんでした。
その当時はうまくいかなかったことを全て相手や相談所が悪いと思っていましたが、今考えると私にも悪い点は多々あり。
そんな当時を振り返った私の失敗ストーリーをご紹介していきます。
目次
結婚相談所の実際はどうなの?
登録する
私が登録した結婚相談所は某ネットです。
大手で登録者数も多いので期待は膨らみ「絶対にいい人が見つかって結婚できる」と思っていました。
某ネットでは登録料と月会費がかかります。
登録料は10万を超えていましたが、当時の私は「これだけお金を払うんだからきっといい人ばかりが登録しているはず」と思っていました。
まずは書類の提出が必須なんですが、卒業証明書や独身証明書、男性の方は収入証明書の提出が必須です。
その後はプロのカメラマンに写真を撮ってもらいます。
「この写真はプロフィールに載せる写真なので重要で当社ではプロのカメラマンに撮っていただけます」とおっしゃっていました。
後々わかったことですが、私にとってはこの写真が非常にネックでした。
そしてプロフィール入力をして婚活スタートです。
マッチングまで
まずはデーターでマッチングした相手を毎月6名紹介してくれます。ここで問題なのが最初は顔が見えないということです。
まるで闇鍋状態です。双方が合意すると写真が見れます。
他にもプロフィール検索して、気に入った方に月8人までメッセージを送ることができます。
こちらも最初は顔が見えません。
唯一、最初から顔が見える写真検索もあるのですが、そちらに載せている方から返信が来たことはほぼありませんでした。
顔がすべてではありませんが多少は大事だと思っているので、プロフィールだけでマッチングしても、顔写真を見る度に落胆することが多かったです。
いざメッセージのやり取りをして会うことにつなげていきます。
会ってみる
会ってみて写真と実物が別人だったパターンが多数ありました。
プロのカメラマンがきれいに撮ってくれているので、実物と大きな乖離があり待ち合わせに気づかない時もありました。
実際に面白かったのが、別々の人なのにホテルのラウンジで待ち合わせてお茶をすることが3回連続であり、アドバイザーさんに言われているのだろうなって思っちゃいました。
夜に会う方もいらっしゃいましたしお酒も飲みました。
数回会って付き合った方もいましたがその後に続かなく別れてしまいました。
アドバイザーさん
アドバイザーさんの印象は登録するまでは親身、登録してしまえばドライでした。
相手も商売なので仕方ないのでしょうけど、私の担当さんは登録したらこちらから困ったことがあって相談した以外は何もコンタクトがなかったです。
困ったこと
メッセージのやり取りで、途中で興味がなくなり返信しなくなると「どうせお金しか見てないんだろ」と暴言を吐かれたこともありました。
待ち合わせをすっぽかされることもありました。
こちらに関しては双方のアドバイザーと話をしていただき謝罪をいただきましたが、非常に不愉快でした。
それよりも私自身、年齢を重ねていたので男性からのオファーが非常に少なく「どうせ若い子しか興味ないんでしょ」と自暴自棄になっていました。
職場の男性を見るだけで「この人もどうせ若い子が好きなんだろうな」「私なんでおばさんだから誰も相手にしてくれないな」と思うようになって、少々心が病み退会をしました。
うまくいかないには理由がある
今までの記事を読んでいた方でもそう思ったに違いないです。
当時の私はすべて人のせいにしていたので全くうまくいきませんでした。
高すぎる理想
せっかくお金を払っているんだからって思いから高すぎる理想を提示していました。
しかし年齢はアラフォー、世間から見たら既に適齢期は超えています。
「見た目は実年齢より若く見えるから」と自負していましたが、見た目で勝負できるのは20代までです。
中身が伴わず見た目だけで勝負した結果、惨敗だったということです。
また私が「せっかくお金を払っているんだから」と思っていたことは、相手の男性も同じように思っていたってことです。
そしたら私より条件のいい女子を選ぶのはしょうがないこと。
そのことを理解できていませんでした。
完璧主義
こちらもある意味高すぎる理想なんですが離婚なんてかっこ悪い、絶対に完璧な人を選ばなければという変なプレッシャーを自分にかけていた気がします。
完璧な人なんて存在しないのに笑っちゃいますよね。
離婚はしたくないって思いも非常に強くて、「本当にこの人でいいのかな」と思うとあと一歩が踏み出せない状態でした。
結果なんてやってみないとわからないのに失敗を強く恐れていたので、行動に移せなかったのです。
すべてが受け身
結婚相談所はアドバイザーさんが手取り足取り勧めてくれるって思い込みがあり、何もしてくれない=うまくいかないという考えに変換されていました。
未来は自分で道を切り開いていかなければいけないのに人任せ。
きっと人任せにすることでうまくいかない言い訳をしていたのかもしれません。
本気度
結局、本気じゃないから人任せ・受け身になっていたんです。
友達に「相手のことばり言っているけど、あなたは本気なの?」と言われたことがあります。
これには図星すぎてドキっとしました。
きっと私の中途半端な気持ちが相手にも伝わっていたんだろうなって思います。
成婚しましたって人との違いはここだったんじゃないかと考えます。
結婚すれば幸せになれると思っていた
あの当時は私が幸せじゃないのは結婚していないからだって思っていましたが、実際は結婚に幸せを求めるといい結果になりません。
また結婚はゴールだとも思っていましたがどちらかというとスタートです。
結婚は人生の通過点に過ぎず、幸せは相手から与えてもらうものではないのです。
将来結婚して子供を産んで幸せな家庭を築くことは普通のことだと思っていました。
しかし私にとって普通ではなかったのです。
結婚を複雑に考えていたのかもしれないし、結婚相手を自分の見栄を張る道具としていたのかもしれません。
今でも結婚はしたいと思いますし絶賛婚活中です。
あんなに恐れてい40代ですが、突入してみると肩の力が抜けていい意味で過度な期待をしなくなりました。
今のような状態なら結婚相談所も悪くないです。
まとめ
うまくいかないのは、相手が悪いわけでも結婚相談所が悪いわけでもありませんでした。
すべては自分次第です。
私にはまだまだたくさんの課題が残っていますが、人生の伴侶を見つける旅は始まったばかりです。
過度な期待に胸を膨らませる前に、現実を見て自分自身で道を切り開いていきたいです。